製造技術について
ほどほど・・・・・・ 非常に簡単なひらがなの四文字の言葉ですが、 食の製造に携わるものにとって非常に神経を使う度合いの言葉の表現です。 ほどほどの美味しいと評価されてしまうと残念な結果に入ります。 食する全てのお客様がとっても美味しいと言っていただけるように 日々努力し、製造技術の向上に専念しています。 しかし言葉の曖昧さが、良い方向へと運ぶ場合も有ります。 ほどほどの香り、 ほどほどの色合い、 ほどほどの甘さ。 和菓子作りには、この曖昧さも必要ではないかと考える時があります。 ひょっとすると、ほどほどの作り手の意匠と感覚の集合体であるお菓子が、お客様に最良の商品に安らぎを感じてもらえているのかもしれないと考える事が多くなってきました。 この姿勢と感覚で良いのであろうか? 製造技術についての根幹を語るときにその思考の元は ほどほど・・・・・・・・という事のように感じます。 |
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